中村正義の世界

大塚信一 著

日本の伝統的美意識の象徴として、美しく描かれてきた舞妓像。しかしそれは本当の舞妓の姿を捉えているのか。美しく表現するだけでは、舞妓の本質を捉えたことにはならないのではないか。画家の中村正義(一九二四‐一九七七年)は、折角つかんだエリートの道を捨てて画壇の旧い体質と対決、こうして怪異な舞妓像を画き続けた。生涯、病気がちだった彼は、そのような舞妓に自らを重ね合わせ、さらに舞妓をあたかも仏画のごとく描くようになっていく…。異端の画家の生涯を見直し、舞妓像・仏画・風景画・顔の連作といったジャンルごとにその作品を解読する。初の入門書にして決定版。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • プロローグ Kさんへの手紙
  • 第1部 中村正義の生涯
  • 第2部 中村正義の絵画、その秘密(なぜ舞妓を描き続けたのか
  • 仏画と風景画の意味
  • 顔の画家)
  • エピローグ Kさんへの第二信

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 中村正義の世界
著作者等 大塚 信一
書名ヨミ ナカムラ マサヨシ ノ セカイ : ハンコウ ト イノリ ノ ニホンガ
書名別名 反抗と祈りの日本画
シリーズ名 ヴィジュアル版 043V
集英社新書 043V
出版元 集英社
刊行年月 2017.8
ページ数 222p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-08-720894-8
NCID BB24247009
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全国書誌番号
22945212
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言語 日本語
出版国 日本
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