海洋国家日本の戦後史

宮城大蔵 著

戦後世界でアジアほど巨大な変貌を遂げた地域はない。「陸のアジア」では朝鮮戦争やベトナム戦争が勃発し、米中対立がその背景になったのに対し、「海のアジア」では米中に加え、帝国の威勢を保つイギリスと、経済的「南進」を試みた日本が重要な役割を果たすことになった。しかし海域アジアはそうした国々の思惑を越えて、世界で最も経済的活力に溢れる地域へと姿を変えた。アメリカの冷戦戦略やアジアにおける大英帝国の解体、そして「中国問題」の台頭という、アジアの現在を形作った劇的な時代における日本の密かな航跡を描き出し、ふたたび政治の時代を迎えつつあるアジアの行方を展望する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 「アジア」の誕生-バンドン会議と日本のジレンマ
  • 第2章 日本の「南進」とその波紋-独立と冷戦の間で
  • 第3章 脱植民地化をめぐる攻防-日英の確執、中国との綱引き
  • 第4章 戦後アジアの転換点-一九六五年
  • 第5章 アジア冷戦の溶解-米中接近と「中国問題」の浮上
  • 補論

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 海洋国家日本の戦後史
著作者等 宮城 大蔵
書名ヨミ カイヨウ コッカ ニッポン ノ センゴシ : アジア ヘンボウ ノ キセキ オ ヨミトク
書名別名 アジア変貌の軌跡を読み解く
シリーズ名 ちくま学芸文庫 ミ23-1
出版元 筑摩書房
刊行年月 2017.8
版表示 増補
ページ数 270p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-480-09816-0
NCID BB24203058
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全国書誌番号
22951138
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言語 日本語
出版国 日本
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