ジャック・デリダ

パトリック・ロレッド 著 ; 西山雄二, 桐谷慧 訳

近代の主権概念は人間と動物の区別と不可分であり、政治は常に人間に固有なものとされてきた。西欧思想においては、人間と人間ではない生きものたちの政治関係の発明が避さられ、獣と主権者のアナロジーによって動物たちに日々ふるまわれる根底的な暴力が見えなくされてきたのだ。デリダが人生の最後に発明した「動物‐政治」概念から、「民主主義的な主権」の問いが開かれる。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序論 ゆえにデリダは政治的動物であった
  • 第1章 肉食‐ファロス‐ロゴス中心主義
  • 第2章 パルマコン
  • 第3章 動物‐政治
  • 第4章 自由
  • 第5章 触覚中心主義
  • 結論 デリダの動物倫理の未来
  • 後書き 動物‐政治的民主主義のために-いかにしてデリダは動物たちを来たるべき民主主義へと参入させるのか

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 ジャック・デリダ
著作者等 Llored, Patrick
桐谷 慧
西山 雄二
ロレッド パトリック
書名ヨミ ジャック デリダ : ドウブツセイ ノ セイジ ト リンリ
書名別名 Jacques Derrida

動物性の政治と倫理
出版元 勁草書房
刊行年月 2017.2
ページ数 151p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-326-15444-9
NCID BB23172662
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全国書誌番号
22857048
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言語 日本語
原文言語 フランス語
出版国 日本
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