演劇のジャポニスム

神山彰 編

幕末・明治期の芸人たちに始まり、無名の役者から歌舞伎俳優まで、外国人の欲望に応えて海外で演じられたさまざまな「日本」。興行的な要請のなかで曲解をふくみながら海外で演じられ、そして日本にも逆輸入された近代演劇の複雑な容貌をたどる。彼らは何をめざして海を渡ったのか-。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 総論(忘れられたジャポニスム-「見せたい日本」「見せたくない日本」)
  • 2 博覧会の世紀(日本人になってみる、日本をやってみる-身体が形象するジャポニスム
  • 一九〇〇年パリ万博の川上音二郎・貞奴
  • 花子の時代
  • オペラのジャポニスム-『ミカド』と『蝶々夫人』を例に)
  • 3 変容する日本と西洋の演劇(両大戦間期パリ劇壇のジャポニスム
  • ポール・クローデルの『女と影』と日本
  • 『鷹の井戸』をめぐる人々)
  • 4 ジャポニスムの逆輸入(ロシア演劇のジャポニスム
  • 『ブシドウ』あるいは『マツ』をめぐって-アメリカでの『寺子屋』上演
  • 『忠義』上演におけるセルフ・オリエンタリズム)
  • 5 往還する「日本」(『タイフーン』の世界主義-近代通俗劇にみる日本趣味
  • 筒井徳二郎の海外公演と近代演劇の問題)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 演劇のジャポニスム
著作者等 神山 彰
書名ヨミ エンゲキ ノ ジャポニスム
シリーズ名 近代日本演劇の記憶と文化 / 神山彰 監修 5
出版元 森話社
刊行年月 2017.1
ページ数 358p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-86405-106-4
NCID BB22923974
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全国書誌番号
22854592
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言語 日本語
出版国 日本

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