顔を考える : 生命形態学からアートまで

大塚信一 著

あらゆる動物の中で、なぜ人間だけが複雑な表情をつくれるのだろうか?さらに、最新の認知科学の成果によって、精緻なコミュニケーションや、抽象的思考の源泉が、乳児期の顔認知のメカニズムにあることも判明しつつある。思えば、人は太古の昔から、入墨や仮面、化粧など、多様な「顔」の森に深く分け入ることで、宗教祭儀や芸術を発達させ、共同体を形成してきた。本書は、人文・社会・自然諸科学の成果をたずね歩きながら、人と「顔」の関係について考察した、ユニークな一冊である。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 人間の顔はどのようにつくられたか(胎児の顔形成
  • 顔の誕生 ほか)
  • 第2章 人間の顔は特別だ(赤ちゃん学が生まれるまで
  • チンパンジーやゴリラの赤ちゃんの顔認識 ほか)
  • 第3章 顔の"科学"から表情の分析へ(動物と人間の比較-古代・中世の観相学
  • "神の象り"の解読-ルネサンスから近代へ ほか)
  • 第4章 顔の変容(顔の変工について
  • 化粧する人間 ほか)
  • 第5章 文化のなかの顔(肖像画-顔の物語
  • 自画像のゆくえ ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 顔を考える : 生命形態学からアートまで
著作者等 大塚 信一
書名ヨミ カオ オ カンガエル : セイメイ ケイタイガク カラ アート マデ
シリーズ名 集英社新書 0709
出版元 集英社
刊行年月 2013.10
ページ数 217p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-08-720709-5
NCID BB13735306
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全国書誌番号
22317674
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言語 日本語
出版国 日本
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