道徳から応用倫理へ

ポール・リクール [著] ; 久米博, 越門勝彦 訳

晩年のリクールが、討議倫理や英米圏の正義論をふまえつつ、現代世界の道徳的判断の問題が顕在化する場としての「裁判」および「医療」を哲学的に問う。『他者のような自己自身』および『正義をこえて』の続編であり、思想家が社会的・実践的な応用倫理の領域へと歩を進めた貴重な記録。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 研究(道徳から倫理的なものへ、そして諸倫理へ
  • 正義と真理
  • 自律と傷つきやすさ
  • 権威の逆説
  • 翻訳という範型)
  • 第2部 読解(オットフリート・ヘッフェ『法の諸原理』
  • マックス・ウェーバー社会学の基本的カテゴリー
  • ピエール・ブーレツの『世界の約束-マックス・ウェーバーの哲学』
  • アントワーヌ・ガラポンの『約束の番人』
  • 根源的なものと歴史的なもの-チャールズ・テイラーの『自我の源泉』についてのノート)
  • 第3部 実践(正常なものと病理的なものとの違い-敬意の源泉としての
  • 医療判断の三つのレベル
  • 医療行為と裁判行為における決定
  • 正義と復讐
  • 普遍的なものと歴史的なもの)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 道徳から応用倫理へ
著作者等 Ricœur, Paul
久米 博
越門 勝彦
Ricoeur Paul
リクール ポール
書名ヨミ ドウトク カラ オウヨウ リンリ エ
書名別名 LE JUSTE.2
シリーズ名 公正の探求 2
叢書・ウニベルシタス 2
出版元 法政大学出版局
刊行年月 2013.7
ページ数 316,3p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-588-00995-2
NCID BB12969017
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
22298097
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
原文言語 フランス語
出版国 日本

掲載作品

この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想