日本の「宗教」はどこへいくのか

山折哲雄 著

日本の宗教はどこからきてどこへいくのか。その解明の糸口として「鎌倉仏教=宗教改革論」を見直すことで、近代前後の宗教の変容を探る。日本思想の根幹をなす「心のありか」としての祖霊信仰と、鎌倉仏教の担い手である法然・親鸞・道元・日蓮らの激しい内省による「心の探求」、これらの精神的な系譜と神仏とのかかわりから日本の宗教のゆく末を考える。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • なぜ戦後日本で「ピープル」は「人民」と訳されてきたか
  • 言葉が重層する近代日本人のアイデンティティ・クライシス
  • 神の声、仏の声を「聞いた」東西の中世世界
  • 明治に輸入された「中世」の概念と「宗教改革」
  • 戦後「鎌倉仏教=宗教改革」論を復活した三人の旗手
  • 「宗教改革」の対極に位置する先祖崇拝
  • 「先祖崇拝」とは何か
  • 遺骨に霊魂が宿るという信仰
  • 天皇制も支えた「霊の威力」
  • 「鎌倉仏教=宗教改革」論の否定、顕密体制論〔ほか〕

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 日本の「宗教」はどこへいくのか
著作者等 山折 哲雄
書名ヨミ ニホン ノ シュウキョウ ワ ドコエ イクノカ
シリーズ名 角川選書 497
出版元 角川学芸 : 角川グループパブリッシング
刊行年月 2011.11
ページ数 222p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-04-703497-6
NCID BB07624322
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全国書誌番号
22029042
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言語 日本語
出版国 日本
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