ハンス・ヨナス「回想記」

ハンス・ヨナス 著 ; 盛永審一郎, 木下喬, 馬渕浩二, 山本達 訳

現代の極点を生き抜いた一思想家の全体像。『責任という原理』はじめ、その目覚ましい著作活動により現代の思想状況に基底的影響をもたらしたヨナスはまた、一ユダヤ人として激動の20世紀の極点を生き抜いた生活者であった。欧州・イスラエル・北米にまたがり学生、兵士、研究者と変転した波乱の生涯を、ハイデガー、アーレント等、多くの師友との間のエピソードを交え、つぶさに語り明かした本書は、ヨナスの全体像を知る上必読の書であると共に、現代史の一面を刻印する興味溢れるドキュメントとも言えよう。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 体験と出会い(戦争時代のメンヘングラートバッハでの青少年時代
  • 栄光の夢-シオニズムへの道
  • 哲学とシオニズムのあいだ-フライブルク‐ベルリン‐ヴォルフェンヴュッテル
  • マールブルク-ハイデガーとグノーシスの呪縛圏のなかで ほか)
  • 2 哲学と歴史(ハイデガーとの訣別
  • 生命の価値と尊厳-有機体の哲学と責任の倫理学
  • 「これらすべては言い淀むことである」-アウシュヴィッツと神の無力
  • ローレ・ヨナスへの教説の手紙(1944〜1945))
  • 付録(クリスチャン・ヴィーゼによる後書き「だが世界は、私にとって敵地ではまったくなかった」)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 ハンス・ヨナス「回想記」
著作者等 Jonas, Hans
山本 達
木下 喬
盛永 審一郎
馬渕 浩二
ヨナス ハンス
書名ヨミ ハンス ヨナス カイソウキ
書名別名 Erinnerungen
出版元 東信堂
刊行年月 2010.10
ページ数 509p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-88713-998-5
NCID BB03874190
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
21844148
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
原文言語 ドイツ語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想