井上ひさし 著
この手でお天道様を拵える、それが出来たら死んでもいい…若い花火師の野望と、権力に屈し筆を折った戯作者の苦い矜持が作り出す一瞬の美-知られざる名篇「京伝店の烟草入れ」。弾圧を躱し強かに生きた戯作者達の肖像を、地口、洒落等技巧の限りを尽して描く『戯作者銘々伝』より、式亭三馬、唐来参和等八篇。硬直した時代の価値観を強靭な笑いと反骨精神で痛撃、"昭和の戯作者"と称された作家の原点ともいうべき初期秀作集。
「BOOKデータベース」より
情報を取得できませんでした。
件が連想されています
ページトップへ