暴走するセキュリティ

芹沢一也 著

過剰な不安が不幸な社会を招く!凶悪犯罪から子どもの安全を守るため、監視カメラや防犯パトロールなど、いたるところに防犯システムが張りめぐらされている。だが、人の生命が犠牲になるような事件は、まったく増えてなどいない。変わったのは、ありもしない「治安悪化」に怯え、過剰なセキュリティを求める社会のあり方である。実体のない不安が厳罰意識を肥大化させ、誰もが不審者とされる相互不信を招いている。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 凶悪犯罪者たちへの共感と恐怖(宮崎勤事件の"前"と"後"
  • アキバ通り魔事件とロスジェネ)
  • 第2章 少年法と刑法三九条をめぐる困難(「凶悪化する少年たち」というウソ
  • 刑法三九条の罪 ほか)
  • 第3章 セキュリティが長閑な日常を破壊する(過剰な防犯意識、悪化する体感治安
  • 痴漢冤罪事件と監視カメラ)
  • 第4章 暴力の排除が生み出す厳罰社会(「善」なる被害者、「悪」なる加害者
  • 暴力に回帰する権力と死刑)
  • 特別対談 暴走する民意と権力(萱野稔人×芹沢一也)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 暴走するセキュリティ
著作者等 芹沢 一也
書名ヨミ ボウソウスル セキュリティ
シリーズ名 新書y 211
出版元 洋泉社
刊行年月 2009.3
ページ数 189p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-86248-368-3
NCID BA89414732
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
21561377
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想