心理学化する社会

斎藤環 著

トラウマ、癒し、ストレス、プロファイリング…あらゆる社会現象が心理学・精神医学の言葉で説明される「社会の心理学化」。精神科臨床のみならず、大衆文化から事件報道に至るまで、分野を超えて同時多発的に生じたこの潮流の深層に潜む時代精神を鮮やかに分析。来るべき批評と臨床の倫理を追求する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1章 表象されるトラウマ-書籍・音楽編
  • 2章 表象されるトラウマ-ハリウッド映画編
  • 3章 精神医学におけるトラウマ・ムーブメント-PTSD、多重人格、ACにおける濫用
  • 4章 カウンセリング・ブームの功罪-来談者中心の弊害、そして心のマーケット
  • 5章 事件報道にかつぎ出される精神科医-「不可解な犯罪」を物語化する欲望
  • 6章 こころブームから脳ブームへ?-「汎脳主義」への批判
  • 終章 「心理学化」はいかにして起こったか-ポストモダン、可視化、そして権力
  • 付録 「ひきこもり系」×「じぶん探し系」

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 心理学化する社会
著作者等 斎藤 環
樫村 愛子
書名ヨミ シンリガクカスル シャカイ : イヤシタイ ノワ トラウマ カ ノウ カ
書名別名 癒したいのは「トラウマ」か「脳」か
シリーズ名 河出文庫 さ18-1
出版元 河出書房新社
刊行年月 2009.1
ページ数 251p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-309-40942-9
NCID BA89033637
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全国書誌番号
21531949
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本

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