遺伝子には何ができないか

レニー・モス 著 ; 長野敬, 赤松眞紀 訳

著者は現代の遺伝子観を、遺伝子Dと遺伝子Pのつぎはぎ合成として鋭く衝き、特に癌の問題を「生命の技術的哲学」の立場から見直している。遺伝子DNAの情報的資源に加えて、細胞の動態や遺伝子産物の後成的な修飾を、同等の資格をもつ資源と見る、単なる外野からの遺伝子還元論批判を超えた、これからの研究の主流にとっても示唆に富む提言。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 遺伝子の起源(遺伝子-混成遺産を収めた一風変わったポートフォリオ
  • 今日の存在論 ほか)
  • 第2章 修辞法の生命と生命の修辞法(遺伝子Pか遺伝子Dか
  • 遺伝子Pと遺伝子Dのつぎはぎ修辞法 ほか)
  • 第3章 遺伝子には何ができないか(シュレディンガーを本気で考える
  • 不安定な境界、動く膜、区画の分業 ほか)
  • 第4章 癌と遺伝-過程としての正常と病理(「黒胆汁」から「発生の可能性の狂い」へ
  • 系統発生学的転回以後の腫瘍学 ほか)
  • 第5章 遺伝子の後に(モジュール性、複雑さ、そして進化
  • DNAにできること ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 遺伝子には何ができないか
著作者等 Moss, Lenny
Moss, Lenny.
赤松 真紀
長野 敬
モス レニー
書名ヨミ イデンシ ニワ ナニ ガ デキナイカ
書名別名 What genes can't do
出版元 青灯社
刊行年月 2008.2
ページ数 346p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-86228-019-0
NCID BA84878135
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全国書誌番号
21370225
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言語 日本語
原文言語 英語
出版国 日本
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