昭和・アジア主義の実像 : 帝国日本と台湾・「南洋」・「南支那」

松浦正孝 編著

「満洲国」建国後、帝国日本は、植民地台湾を基盤に、対岸である華南、東南アジアに向けて、南進を本格化させた。その際、大きな役割を期待されたアジア主義と華僑ネットワークとは、いかなる構想を託され、その実態と結果はどのようなものだったのか。本書は、日本・中国・台湾・香港・英国における研究者が、様々な専門分野から、その知られざる実像に迫ろうとする試みである。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 「南支那」と西南派政権論(広東政府論-初期外交からの検討
  • 歴史学者と「南支那」
  • 矛盾の連合体-胡漢民・西南政権と広東実力派(一九三二〜一九三六年)
  • 福建事変前後の西南と中央-対立から交渉へ
  • 「門戸開放」か「勢力圏」か-戦間期のイギリス、日本と中国問題)
  • 第2部 汪精衛政権と「南洋」(南洋協会と南進政策-南洋経済懇談会に観る利害関係
  • 汪精衞と大アジア主義
  • 汪精衛政権と重慶国民党によるタイ華僑組織争奪戦)
  • 第3部 植民地台湾とアジア主義(台湾総督府の外事政策-領事関係を中心とした歴史的検討
  • 在台軍部と「反英運動」-ジュノー号事件を中心に
  • 台湾知識人の苦悩-東亜共栄協会から大亜細亜協会台中支部へ
  • 植民と再植民-日本統治時代台湾と海南島の関係について
  • 日本の海運力と「僑郷」の紐帯-一九三〇年代の台湾 満州間貿易を中心に)

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この本の情報

書名 昭和・アジア主義の実像 : 帝国日本と台湾・「南洋」・「南支那」
著作者等 Best, Anthony
So, Wai-Chor
何 義麟
光田 剛
吉開 将人
土屋 光芳
奈良岡 聰智
川島 真
曹 大臣
李 盈慧
松浦 正孝
林 滿紅
河原林 直人
鍾 淑敏
関 智英
陳 紅民
駒込 武
羅 敏
書名ヨミ ショウワ アジア シュギ ノ ジツゾウ : テイコク ニホン ト タイワン ナンヨウ ミナミシナ
出版元 ミネルヴァ書房
刊行年月 2007.12
ページ数 408, 11p
大きさ 22cm
ISBN 978-4-623-04942-4
NCID BA84358918
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全国書誌番号
21360308
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言語 日本語
出版国 日本

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