和辻哲郎 著和辻哲郎 著
荒漠たる秋の野に立つ。星は月の御座を囲み月は清らかに地の花を輝らす。-と書き出される「霊的本能主義」。十八歳、一高校友会雑誌に発表されたこの論考に始まり、『古寺巡礼』と同時期に刊行されながら著者自らによって封印された『偶像再興』、芸術への深い造詣を示す名随筆『面とペルソナ』に至る知の巨人の感性溢れる文章世界を厳選して再読する。
「BOOKデータベース」より
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