戦後高度成長期の労働調査

近松順一 著

本書は、戦後高度成長期(1955年〜73年)の労働問題を実証的に分析したものである。とはいっても、高度成長期の労働問題を全面的に分析しているわけではない。すでに数多くの研究が蓄積されている大企業の労働者については、ほとんど取り上げてはいない。本書で分析の対象としているのは、研究領域としてあまり日の目を見ることのないようないわゆる「底辺」、「下層」の人々である。それは、小規模小売業の労働者であったり、土木業のいわば「長期日雇」であったり、事実上の賃労働者である家内労働者であったりする。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 賃金格差をめぐる諸問題(日本の賃金格差-企業間賃金格差の諸相
  • 規模別賃金格差に関する一考察)
  • 第2部 小規模小売業の労働の諸問題(小規模小売業の労働問題-労働時間について
  • 商業労働に関する一考察)
  • 第3部 建設労働者の諸問題(建設労働の実状
  • 土木業の技術革新と労働者 ほか)
  • 第4部 家内労働の諸問題(家内労働と労働者家族
  • 家庭婦人と内職)
  • 補論(「技術革新」下の職業病発生の基本的要因についての考察
  • 社会保障制度とは何か)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 戦後高度成長期の労働調査
著作者等 近松 順一
書名ヨミ センゴ コウド セイチョウキ ノ ロウドウ チョウサ
出版元 御茶の水書房
刊行年月 2003.3
ページ数 406p
大きさ 22cm
ISBN 4275019644
NCID BA61894267
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全国書誌番号
20395377
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言語 日本語
出版国 日本
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