エスノ・サイエンス

寺嶋秀明, 篠原徹 編著

いかなる人間集団も、エコロジーのベースとしてのサイエンスをもつ。すなわち、みずからの生きる世界を認識し、彼我の関係をうち立て、よりよく生きるための知の体系である。この意味におけるエスノ・サイエンスは、分解され抽象化され、形骸化した知ではない。人間の生とともにあり、種々の行為を通じて統合された形であらわされる知である。本書では、さまざまなフィールドにおいて、人々の肉体・作品・生活・生態をとおして具体的に語られる知の体系を提示する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 イトゥリの森の薬用植物利用
  • 第2章 半栽培と共創-中部アフリカ、焼畑農耕民の森林文化に関する一考察
  • 第3章 海辺のエスノ・サイエンス-パプアニューギニア・マヌス島民の民俗知識と食物交換の変容に関する考察
  • 第4章 創られたヒツジ-中国・江南農耕地帯の在来ヒツジの品種改良にみる家畜観
  • 第5章 ネパール山地民マガールの薮林焼畑
  • 第6章 西チベット、ラダッキの民族医学-アムチの医学理論とその実践

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 エスノ・サイエンス
著作者等 南 真木人
塙 狼星
寺嶋 秀明
山田 孝子
秋道 智弥
篠原 徹
菅 豊
書名ヨミ エスノ サイエンス
シリーズ名 講座・生態人類学 7
出版元 京都大学学術出版会
刊行年月 2002.6
ページ数 291p
大きさ 22cm
ISBN 4876983313
NCID BA57225365
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全国書誌番号
20293290
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言語 日本語
出版国 日本
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