本書では、まず「基礎編」で、児童虐待時代をとらえるための視点と、アメリカと日本における子ども家庭福祉の歴史の一部を概説。そして、「ケースワーク+ネットワーク編」では、子ども家庭福祉相談を最前線で受けることになる児童福祉司や家庭裁判所等の活動を中心にして、援助に対する視点を紹介。「フィールドワーク編」は、何らかの支援を必要とする子どもや家族の援助に関わっていく現場からのレポートである。児童相談所、児童養護施設、母子生活支援施設、そしてユースサービスといった、臨床現場における実践の様子をみていきながら、そこでの課題を考えていく。
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