新妻昭夫 著
1858年、ダーウィンとともに自然選択による進化論を発表したアルフレッド・ラッセル・ウォーレス。ロンドンを遠く離れ、熱帯の島々で漂本用の昆虫や鳥類を採集しながら旅を続けていたウォーレスはどのように生物進化の理論に至ったのか。『マレー諸島』をはじめ残された著作や書簡を読み解く一方、進化論誕生当時の博物学の動向を視野に収めつつ、この不屈の博物学者の足跡を英国からマレー諸島に追い求め、論理と思想の展開を綿密かつ周到に跡づける労作。第51回毎日出版文化賞受賞。
「BOOKデータベース」より
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