日本絵画のあそび

榊原悟 著

日本絵画は洒落た視覚のマジックに満ちている。大小を逆転させ、虚実の境を紛らわせ、極端な対比を強調し、さらには威厳に満ちた図像を戯画に変えてしまう。冴えた技巧に支えられて奔放に展開した日本絵画の面白さを、手練の著者が存分に書き下ろした、もうひとつの日本の美術論。さてさて日本絵画は面白い!収録図版多数。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 誇張と即興(平安時代の「絵そらごと論」
  • 「をこ絵」をめぐって
  • 葛飾北斎のパフォーマンス ほか)
  • 2 「虚」と「実」のはざま(落語「抜け雀」の物語
  • 名画伝説のパターン
  • 視覚のトリック-「掛物あしらひ花」 ほか)
  • 3 対比の妙(「黒白屏風」をめぐって
  • 「黒牛」と「白像」の趣向
  • 「虎」か?「猫」か? ほか)
  • 4 「右」「左」をめぐって(「左」優位が「右」優位へ
  • 極楽浄土の描き方
  • 時間の表現-「右」から「左」へ ほか)
  • 5 江戸人のユーモア-達麿の図像学(禅の象徴としての達麿図
  • 見返り達麿-即興の戯曲
  • 達麿が遊女に、遊女が達麿に ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 日本絵画のあそび
著作者等 榊原 悟
書名ヨミ ニホン カイガ ノ アソビ
シリーズ名 岩波新書
出版元 岩波書店
刊行年月 1998.8
ページ数 227p
大きさ 18cm
ISBN 4004305748
NCID BA37063293
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全国書誌番号
99031819
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言語 日本語
出版国 日本
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