徳永恂 著
現代思想に大きな影響を与えた二十世紀ドイツの思想家は、社会をどう捉えていたか。フランクフルト学派の論客としてあらゆる同一性を批判したアドルノや、英雄的実証主義と賞讃される一方で権力政治家とも批判されるウェーバーなどの多面的な実像を追求。アドルノのもとへ留学し、ウェーバー評価で名高い六四年ドイツ社会学会に立会った筆者が、社会科学との対決を通じて哲学の復権を図る意欲作。
「BOOKデータベース」より
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