中世公家日記研究会 編
「政基公旅引付」は、文亀元年(1501)からの4年間、前関白九条政基が、和泉守護や根来寺からの押領にあって年貢の滞りがちであった和泉国の自領日根荘に下向し、直務を試みた時の日記である。公家の最高位にある摂関家の政基が和泉国の片田舎で見聞きした村人の生活や体験した数々の事件は、戦国乱世の縮図でもあり、当時の政治・経済をはじめ、民俗・芸能を窺うことの出来る詳細な史料となっている。影印篇は宮内庁所蔵自筆本の影印。本文篇と併せて活用されることが望まれる。
「BOOKデータベース」より
情報を取得できませんでした。
件が連想されています
ページトップへ