謎解き洛中洛外図

黒田日出男 著

京都の市中・郊外の景観を描いた洛中洛外図屏風の中で、屈指の名品は狩野永徳作と伝えられる上杉家本。だが近年、通説を疑問視する学説が登場し、学界に大論争を巻き起こした。絵画史料解読に精力的に取り組んできた著者がこの「謎」に挑み、研究史をふまえた推理の過程を提示する。歴史家の謎解き作業を示す知的刺激にみちた好著。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 「謎」としての上杉本洛中洛外図
  • 2 洛中洛外図の探究案内
  • 3 研究史とその諸画期
  • 4 「1547年の京都」説と反論・批判
  • 5 「公方の構想」説と推理の立脚点
  • 6 貴人の大行列と最初の仮説-永禄四年十二月二十三日
  • 7 疑問と再考
  • 8 史料の発見と「謎」の解決-永禄八年九月三日と天正二年三月
  • 9 結論と新たな旅立ち

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 謎解き洛中洛外図
著作者等 黒田 日出男
書名ヨミ ナゾトキ ラクチュウ ラクガイズ
シリーズ名 岩波新書
出版元 岩波書店
刊行年月 1996.2
ページ数 218p
大きさ 18cm
ISBN 4004304350
NCID BN13892229
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全国書誌番号
96048105
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言語 日本語
出版国 日本
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