中村真一郎 著
生来の快楽主義者であり、病気のなかにさえ愉しみを見いだすと、友人たちから冷やかされていた作家もいまは70歳。そして、老作家の過去は少しずつ年と共に死んで行き、女体への追憶による彼の魂は、壮年のそれから青年に、少年に幼児にへと時間を遡る。乳房・背中・髪・脣・瞳・茂み・臍・掌・腰・顔…それらは彼に記憶された女体。眩い光と濃い影の性愛の世界へ誘う幻想小説。
「BOOKデータベース」より
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