聖路加国際病院院長、聖路加看護大学学長、ライフ・プランニング・センター理事長などを務める日本医学界の長老、日野原重明先生は、八十歳を過ぎた今もなお医療の最前線で陣頭指揮にあたり、その毎日は席の暖まる暇もないほど多忙である。この「日本のオスラー博士」として広く尊敬を集める先生の人生の歩みは、まさに日本の現代医学の歩みであり医学改革の歩みであった。本書は、先生自らが自身の幼少期から今日に至るまでの足跡を振り返りながら、医学とは何か、医療は誰のためのものかを、興味深いエピソードとともに情熱をこめて語った貴重な記録である。
「BOOKデータベース」より