オッペンハイマー : 原爆の父はなぜ水爆開発に反対したか

中沢志保 著

原爆の出現は歴史を核以前・核以後に二分する出来事であったが、この二つの時代の間で運命を引き裂かれたオッペンハイマーは、現代の科学者の象徴といえる。原爆の完成によってヒーローとなり同僚の拍手に両手を挙げて応じた男が、数ヵ月後には「私の手は血で汚れている」と震えた。科学者が抱くこの最大級の矛盾を核の国際管理を構想することで解決しようと試みた彼は、水爆開発に反対し、赤狩りの渦中で公職から追放された。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 「危険」と「希望」
  • 第1章 オッペンハイマーはスパイだった?
  • 第2章 理論物理学者「オッピー」の誕生
  • 第3章 マンハッタン計画への参加
  • 第4章 原爆の完成と対日投下
  • 第5章 原子力の開発と管理
  • 第6章 水爆開発をめぐる対立
  • 第7章 オッペンハイマー事件
  • 終章 科学と政治の接点を生きた科学者

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 オッペンハイマー : 原爆の父はなぜ水爆開発に反対したか
著作者等 中沢 志保
書名ヨミ オッペンハイマー
シリーズ名 中公新書
出版元 中央公論社
刊行年月 1995.8
ページ数 262p
大きさ 18cm
ISBN 4121012569
NCID BN13006708
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
96001104
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想