斎藤史, 樋口覚 著
近代短歌の金字塔『魚歌』から『秋天瑠璃』まで、常に女歌の先端を歩いてきた斎藤史が、見事な語り口で語る「ひたくれなゐの生」の諸断面。人と、けものや樹木の境界を踏み越えて、絶えざる好奇の目で、幾多の独自な生と死の実存を見続けてきたすべてを凝縮。歴史の奔流にまどわされず、みすずかる信濃に腰を落ち着けて半世紀。その鍛えぬかれた豊かな日本語による語りは、近代日本の鞍部を深くうがってやまない。対談「歌と生と死と」のほか、「ちゃぼ交遊記」「斎藤史歌集」などを併載。
「BOOKデータベース」より
[目次]
情報を取得できませんでした。
件が連想されています
ページトップへ