「自敬表現」の歴史的研究

西田直敏 著

本書は、古代から近代に至る「王者のことば」としての「自敬表現」の展開の様相を歴史的実証的に究明したものである。

「BOOKデータベース」より

博士論文;博士論文

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

[目次]

  • 敬語の史的展開-絶対敬語から相対敬語へ
  • 古事記会話文の敬語表現と「自敬表現」
  • 記紀歌謡の「自敬表現」
  • 風土記の「自敬表現」
  • 万葉集御製歌と「自敬表現」
  • 宣命の文章構造と敬語表現
  • 公事における天皇のことば
  • 訓点資料の「自敬表現」
  • 『宇多天皇御記』『醍醐天皇御記』の「自敬表現」
  • 源氏物語における天皇のことばと「自敬表現」〔ほか〕

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 目次 / p6
  • 口絵
  • はしがき / p1
  • 凡例 / p5
  • 序章 / p1
  • 一 「自敬表現」という用語について / p1
  • 二 「自敬表現」研究の問題点 / p6
  • 第二章 敬語の史的展開-絶対敬語から相対敬語ヘ- / p31
  • 一 敬語の時代的変遷の概観 / p31
  • 二 古代の敬語と「自敬表現」 / p34
  • 三 相対敬語意識の成立と聞き手敬語の発達 / p46
  • 付 古代・中世前期敬語、主要語彙、表現形式一覧 / p50
  • 第三章 古事記会話文の敬語表現と「自敬表現」 / p59
  • 一 古事記の文章と敬語表現 / p59
  • 二 古事記会話文の敬語表現の様相 / p63
  • 三 古事記の「自敬表現」 / p80
  • 第四章 記紀歌謡の「自敬表現」 / p91
  • 一 記紀歌謡の「自敬表現」をめぐる問題点 / p91
  • 二 記紀歌謡の「自敬表現」の用例 / p95
  • 三 用例の考察 / p113
  • 第五章 風土記の「自敬表現」 常陸国風土記 出雲国風土記 肥前国風土記 風土記逸文 / p121
  • 第六章 万葉集御製歌と「自敬表現」 / p129
  • 一 問題とその沿革 / p129
  • 二 用例とその考察 / p136
  • 第七章 宣命の文章構造と敬語表現 / p153
  • 一 宣命の文章構造と敬語表現をめぐる問題点 / p153
  • 二 「口勅」と敬語表現 / p155
  • 三 天皇の臣下に対する敬語表現 / p158
  • 四 天皇自身に敬語表現を用いていない宣命 / p169
  • 五 宣命の儀式と敬語表現 / p173
  • 第八章 公事における天皇のことば / p181
  • 一 宣命と天皇のことば-「内裏式」と「新儀式」の場合- / p181
  • 二 公事における天皇のことば-「内裏式」の場合- / p186
  • 三 『建武年中行事』における天皇と内弁のことば / p190
  • 第九章 訓点資料の「自敬表現」 / p197
  • 一 訓点資料の「自敬表現」 / p197
  • 二 「敬語コード」「敬語メッセージ」設定による敬語史的解釈の試み / p202
  • 第十章 『宇多天皇御記』『醍醐天皇御記』の「自敬表現」 / p215
  • 一 『宇多天皇御記』の「自敬表現」 / p215
  • 二 『醍醐天皇御記』の「自敬表現」 / p218
  • 第十一章 源氏物語における天皇のことばと「自敬表現」 / p223
  • 一 源氏物語と「自敬表現」 / p223
  • 二 源氏物語における天皇・院の発言とその考察 / p225
  • 第十二章 平安時代の物語、仮名日記等における「自敬表現」の用例 / p247
  • 一 竹取物語 / p248
  • 二 宇津保物語 / p251
  • 三 源氏物語 / p253
  • 四 枕草子・栄花物語・大鏡・狭衣物語 / p261
  • 五 和泉式部日記・大和物語・讃岐典侍日記・その他 / p264
  • 第十三章 平家物語における敬語表現の様相 / p269
  • 一 平家物語の敬語の諸相 / p269
  • 二 地の文の敬語 / p271
  • 三 会話の文の敬語 / p296
  • 第十四章 平家物語の「自敬表現」の性格 / p315
  • 一 平家物語の「自敬表現」への視点 / p315
  • 二 平家物語における天皇のことばと「自敬表現」 / p319
  • 三 愚管抄における天皇のことばと「自敬表現」 / p327
  • 四 平家物語の「自敬表現」の性格 / p329
  • 第十五章 後鳥羽上皇消息、『後深草天皇御記』の「自敬表現」 / p333
  • 一 後鳥羽上皇消息の「自敬表現」について / p334
  • 二 『後深草天皇御記』に見える「自敬表現」について / p343
  • 第十六章 「伏見天皇宸記」の敬語表現 / p353
  • 一 伏見天皇とその日記について / p353
  • 二 「伏見天皇宸記」の文章と敬語表現 / p355
  • 第十七章 「花園天皇宸記」の敬語表現 / p399
  • 一 花園天皇とその日記について / p399
  • 二 「花園天皇宸記」の敬語表現の様相-敬語語彙と表現形式- / p401
  • 三 花園天皇の敬語使用の様相 / p437
  • 第十八章 「後奈良天皇宸記」の敬語表現 / p449
  • 一 後奈良天皇とその日記について / p449
  • 二 「後奈良天皇宸記」の文章と敬語表現 / p450
  • 第十九章 ロドリゲス『日本大文典』の「自敬表現」記述とその背景 / p467
  • 一 ロドリゲスの「自敬表現」説明とその時代 / p467
  • 二 室町幕府将軍の「御判御教書」「御内書」と「自敬表現」 / p470
  • 三 織田信長文書と「自敬表現」 / p486
  • 四 豊臣秀吉文書の「自敬表現」 / p486
  • 五 豊臣秀次文書の「自敬表現」 / p502
  • 六 徳川家康、徳川秀忠文書の「自敬表現」 / p508
  • 七 コリャード『日本文典』の「自敬表現」説明 / p509
  • 八 闕字について / p512
  • 第二十章 豊臣秀吉文書の「自敬表現」 / p521
  • 一 豊臣秀吉の文書 / p521
  • 二 秀吉文書の「自敬表現」について / p524
  • 第二十一章 徳川家康・徳川秀忠文書の「自敬表現」 / p549
  • 一 徳川家康文書及び徳川秀忠文書の「自敬表現」 / p549
  • 二 「自敬表現」を含む徳川家康及び徳川秀忠文書総覧 / p563
  • 三 ロドリゲスのいう「渡航免許状」と「自敬表現」 / p588
  • 終章 古代的「自敬表現」の終焉 / p601
  • 一 江戸幕府将軍の「御内書」と「自敬表現」 / p601
  • 二 幕末、明治の宣命と「自敬表現」 / p615
  • 三 結語 / p620
  • 付説 「自敬表現」研究史 / p627
  • 第一章 「自敬表現」研究史の時代区分 / p627
  • 第二章 第一期 中世・近世(本居宣長以前) / p628
  • 〔一〕ロドリゲスの説
  • 〔二〕コリャードの説
  • 〔三〕本居宣長以前の説
  • 第三章 第二期 近世(本居宣長以後) / p635
  • 〔一〕本居宣長の説 / p635
  • 〔二〕岸本由豆流の説 / p636
  • 〔三〕鹿持雅澄の説 / p637
  • 〔四〕富士谷御杖の説 / p639
  • 第四章 第三期 近代(明治・大正・昭和二十年<一九四五年>まで) / p642
  • 〔一〕三橋要也の説 / p642
  • 〔二〕三矢重松の説 / p645
  • 〔三〕山田孝雄の説 / p648
  • 〔四〕安藤正次の説 / p651
  • 〔五〕小林好日の説 / p652
  • 〔六〕湯澤幸吉郎の説 / p654
  • 〔七〕松尾捨治郎の説 / p661
  • 〔八〕時枝誠記の説 / p666
  • 〔九〕江湖山恒明の説 / p670
  • 〔十〕金田一京助の説 / p673
  • 第五章 第四期 現代(一九四五年以後) / p676
  • 〔一〕尾崎知光の説 / p677
  • 〔二〕小松正の説 / p682
  • 〔三〕佐藤喜代治の説 / p686
  • 〔四〕塚原鉄雄の説 / p689
  • 〔五〕桑田明の説 / p691
  • 〔六〕辻村敏樹の説 / p695
  • 〔七〕春日和男の説 / p703
  • 〔八〕森野宗明の説 / p704
  • 〔九〕穐田定樹の説 / p706
  • 〔十〕西田直敏説と外山映次、櫻井光昭の説 / p711
  • 〔十一〕西宮一民の説 / p717
  • 〔十二〕津田博幸の説 / p718
  • 著者の敬語関係著述目録 / p731
  • あとがき / p735
  • 索引 / p739

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 「自敬表現」の歴史的研究
著作者等 西田 直敏
書名ヨミ ジケイ ヒョウゲン ノ レキシテキ ケンキュウ
出版元 和泉書院
刊行年月 1995.3
ページ数 757p
大きさ 22cm
ISBN 487088710X
NCID BN12597777
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全国書誌番号
95058881
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言語 日本語
出版国 日本
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