「天文学史」とアダム・スミスの道徳哲学

只腰親和 著

[目次]

  • 第1章 問題への導入
  • 第2章 道徳哲学におけるニュートン受容の諸形態
  • 第3章 イギリス経験論の基本的特質
  • 第4章 スミス認識論・知識論の基本構成
  • 第5章 「模倣芸術論」、「外部感覚論」とスミス知識論
  • 第6章 『道徳感情論』の正義論と知識論の関連
  • 第7章 スミスにおける科学社会学その(1)-『道徳感情論』における科学社会学
  • 第8章 スミスにおける科学社会学その(2)-分業論と科学社会学
  • 終章 アダム・スミスにおける自然科学と社会科学、そしてニュートン

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 論文目録
  • 目次 / p3
  • 凡例 / p9
  • 第1章 問題への導入 / p3
  • 第1節 社会科学史上の「天文学史」 / p3
  • 第2節 背景としてのスコットランドの知的土壌 / p8
  • (1)学会learned societyの役割 / p9
  • (2)大学の制度改革 / p12
  • (3)学問の総合性 / p16
  • (4)スコットランドでのニュートン受容 / p17
  • (5)ロック哲学の重要性 / p19
  • 第3節「天文学史」の問いかけるものと本書の課題 / p21
  • (1)スミスとニュートン / p22
  • (2)スミス知識論の闡明 / p23
  • (3)スミス科学論と『道徳感情論』,『国富論』との関連 / p25
  • 第2章 道徳哲学におけるニュートン受容の諸形態 / p33
  • 第1節 本章の課題 / p33
  • 第2節 ニュートン受容の諸類型 / p35
  • (1)単純性原理の受容 / p35
  • (2)実験的方法の受容 / p37
  • (3)機械論の受容 / p38
  • 第3節 リードの見るニュートン的方法 / p39
  • (1)リードのニュートン観の特質 / p40
  • (2)スコットランドとリード / p42
  • (3)リードとスミスの比較 / p44
  • 第4節 ハートリーと連合原理 / p48
  • (1)ハートリーと『人間についての観察』 / p48
  • (2)ハートリーの連合論 / p49
  • (3)スミスの機械論への対応 / p50
  • 第5節 いわゆるニュートン的方法について / p54
  • (1)いわゆるニュートン的方法とスミス / p54
  • (2)スミスにおけるデカルトとニュートン / p56
  • (3)節約原理について / p57
  • 第3章 イギリス経験論の基本的特質 / p65
  • 第1節 イギリス経験論の特徴 / p65
  • (1)精神の自然史の伝統 / p66
  • (2)経験論哲学の実践的性格 / p68
  • 第2節 ロック知識論の基本的特質 / p70
  • 第3節 ロックの観念連合論 / p76
  • (1)ロック観念連合論の概要 / p76
  • (2)ロック観念連合論の思想基盤 / p77
  • 第4節 ヒュームの認識論と知識論 / p79
  • (1)ヒューム認識論の基礎的諸概念 / p79
  • (2)ヒューム哲学における想像力の重要性 / p81
  • (3)ヒューム知識論の基本構造 / p82
  • (4)哲学的関係と自然的関係 / p84
  • (5)論理構造の特徴 / p87
  • (6)本章の総括 / p89
  • 第4章 スミス認識論・知識論の基本構成 / p93
  • 第1節 スミスの実在観,真理観 / p93
  • (1)実在観 / p94
  • (2)真理観 / p95
  • 第2節 認識にかかわる精神の諸機能 / p97
  • (1)感覚(sense) / p97
  • (2)感覚内容(sensation) / p97
  • (3)感情(sentiment) / p98
  • (4)想像力 / p99
  • (5)理性 / p101
  • 第3節 スミス知識論の基本構造 / p105
  • (1)「天文学史」知識論の立脚点 / p105
  • (2)知識論の構造 / p107
  • (3)知識論の特徴 / p111
  • 第5章「模倣芸術論」,「外部感覚論」とスミス知識論 / p119
  • 第1節「模倣芸術論」と知識論との関連性 / p120
  • (1)スミス芸術論と知識論との基盤的関連 / p120
  • (2)美的認識と科学的認識との類同性 / p123
  • 第2節「外部感覚論」と遠近法 / p124
  • (1)「外部感覚論」とバークリー / p124
  • (2)「外部感覚論」と『視覚新論』 / p126
  • (3)「外部感覚論」と遠近法 / p128
  • 第3節 遠近法と知識論との関連 / p131
  • 第4節 スミスにおける天体現象の両面的把握 / p134
  • (1)「外部感覚論」での天体現象への論及 / p134
  • (2)スミス天文学観の特徴 / p136
  • 第5節 天文学と道徳哲学の二面的関連 / p140
  • (1)親近性と偏見 / p140
  • (2)体系的把握 / p142
  • 第6章『道徳感情論』の正義論と知識論の関連 / p149
  • 第1節 反省的知覚としての共通性 / p149
  • 第2節 正義論の思想史的脈絡 / p154
  • (1)近代自然法と幾何学的方法 / p154
  • (2)作用因,目的因の科学史的意味 / p158
  • 第3節 スミス正義論の考察 / p161
  • (1)正義論の基本課題 / p161
  • (2)想像力の偏見 / p163
  • (3)諸感情の種差 / p166
  • (4)神学との関連 / p168
  • 第7章 スミスにおける科学社会学 その(一)-『道徳感情論』における科学社会学- / p175
  • 第1節 科学社会学についての序論 / p175
  • 第2節『道徳感情論』の科学社会学 / p179
  • (1)観察者理論 / p179
  • (2)学問の動機論の発展 / p183
  • (3)スミスにおける科学のエトス / p184
  • (4)『法学講義』への展開 / p188
  • 第8章 スミスにおける科学社会学 その(二)-分業論と科学社会学- / p193
  • 第1節 科学の経済的被規定性 / p193
  • (1)科学社会学における「天文学史」と『国富論』の関連性 / p193
  • (2)分業論と科学論 / p197
  • 第2節 科学と技術との関連把握 / p199
  • 第3節 マンデヴィルの哲学者観 / p203
  • 第4節 スミスにおける思索家としての哲学者 / p206
  • (1)『道徳感情論』における思索家 / p206
  • (2)思索家と『国富論』の世界の関連性 / p209
  • 第9章 スミスにおける天文学と経済学の関連性 / p215
  • 第1節 数学的方法と『国富論』 / p215
  • (1)スコットランドにおける幾何学愛好の内実 / p216
  • (2)政治算術とスミス / p218
  • 第2節 機械との類比を通じた経済学と天文学の関連 / p221
  • (1)社会,宇宙と機械との類比 / p221
  • (2)抽象的で哲学的な見方について / p224
  • (3)分業社会の考察 / p228
  • 第3節 重力原理把握のスミス的特質 / p230
  • 終章 アダム・スミスにおける自然科学と社会科学,そしてニュートン / p237
  • 第1節 スミスにおけるニュートン / p237
  • 第2節 自然科学と社会科学 / p238
  • (1)社会科学の自然科学性 / p239
  • (2)科学の社会科学的考察 / p241
  • 第3節 分業論と科学論 / p242
  • (1)市場による検証 / p243
  • (2)哲学者とは / p244
  • 文献目録 / p249
  • あとがき / p259

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 「天文学史」とアダム・スミスの道徳哲学
著作者等 只腰 親和
書名ヨミ テンモンガクシ ト アダム スミス ノ ドウトク テツガク
出版元 多賀
刊行年月 1995.2
ページ数 261p
大きさ 22cm
ISBN 4811538110
NCID BN12315048
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全国書誌番号
95041625
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言語 日本語
出版国 日本
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