遠くへ行くばかりが旅ではない、遠近に関係なく「旅」は可能だ-。国内の鉄道路線を乗りこなし、世界の鉄道を旅した著者が、二泊三日ほどの日程で、おおげさな気負いもなく、ふるさと日本「探見」の旅に出かけた先は…。団体客が押し寄せるような有名観光地ではなく、訪れる人はその数十分の一、まだ荒らされずに日本のよさが残り、しみじみと静かな旅にひたることができる、そんな土地の数々。熊野古道、親不知、日豊海岸の浦浦、南淡路、五島列島、名張、お遍路の道、ちほく高原鉄道など、旅本来のもつ味わいに充ちた日本ふるさと紀行。
「BOOKデータベース」より