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人口論
マルサス 著 ; アッシレー 抄略 ; 三上正毅 訳
[目次]
- 標題
- 目次
- 第一版
- 第一章 人類社会の一大問題-各反対論者の固執のため問題の解決容易ならず-人類と其の社会の完全発達に反対する議論は未だ当然の答弁を与へられず-人口により生ずる困難の性質-本書の大概 / 1p
- 第二章 人口繁殖の速度と食物の生産力とは其比率を異にす-是に依りて生ずる自然の結果-其下級社会の生活情態に及ばせる影響-何故に此事実は多く世人の注意を喚起せざりしか-本論の基礎となるべき三箇の命題-人類の生存に関する従来の思想と此三箇の命題より演繹し得たる結果相同からず / 13p
- 第三章(原文第四章) 現在の欧洲諸国に於ける人口繁殖の遅緩なること-人口の繁殖に対する二箇の主なる制限力-其の第一即ち予防的制限の英国に働ける情態 / 28p
- 第四章(原文第五章) 人口繁殖に対する第二即ち積極的制限の英国に行はるる情態-英国に於て貧民救済のために莫大の金額を費やすに関らず、其の情態の改善せられざる理由-貧民救済法が夫れ自身を破壊せんとする有力なる傾向-貧民の不幸を緩和せんがために提出せられたる方法-生活の困難を全く下級社会より除去せんことは人性の定法に由て絶体的に不可能なること-人口繁殖に対する凡ての制限は遂に窮困と悪徳の二事に帰すべし / 35p
- 第五章(原文第七章) 人口増加の真標準-生活の程度の低下なること、支那及び印度に於ける飢饉の原因-ピツトの貧民法中の一節より生ずる悪傾向-人口の増加を奨励する唯一の適当の方法-国民幸福の原因-飢饉即ち自然が過剰の人口に制限を加へんとする最後にして最も恐るべき方法-確定せられたる命題 / 55p
- 第六章(原文十一章) ゴツドウイン氏の平等観-人間社会の一切の害悪を制度に帰するの誤謬-ゴツドウイン氏が実現すべしと想像せる美しき平等組織-其後未だ三十年ならずして人口の原則に由りて其想像は破壊せられたり / 64p
- 第二版
- 序文 / 89p
- 第一章 概論 人口の繁殖と食物増加の割合 / 99p
- 第二章 人口の一般的制限及び其作用 / 113p
- 第三章 道義的制限並に吾人が此徳義を実行するを要する所以 / 124p
- 第四章 一般に此徳義を実行するより生ずる結果 / 127p
- 第五章 貧民の情態を改良せんがために今日迄提出せられたる方法の誤謬 / 131p
- 第三版附録 / 139p
- 第五版序文 / 159p
- 第五版附録 / 161p
「国立国会図書館デジタルコレクション」より
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