清永孝 著
大正年間、国家秩序の基盤は家父長権に支えられた家族制度であり、男性上位の社会秩序であった。これに反する者は古来の淳風美俗に反するとして厳しい規制を受ける。しかしこの圧力に反発する庶民のエネルギーもまた強く、その代表が<新しい女>たちであった。本書は<風俗潰乱>の名のもとに弾圧され抵抗した有名無名の女性たちの姿を当時の新聞雑誌から再現し、デモクラシーとロマンティシズムに隠れたもう一つの大正史を照射する。
「BOOKデータベース」より
[目次]
情報を取得できませんでした。
件が連想されています
ページトップへ