藤原行成

黒板伸夫 著

行成は生前「世のてかき」と讃えられ、現代も三蹟の一人として知らぬ人はない。しかし彼の本領は、藤原道長の摂関政治体制の中に生き、それを支えた典型的貴族官僚としての活動にある。本書は彼の日記『権記』を手がかりに、その実像に迫り、信仰や人生観など内面生活にも目を注ぎながら、当時の政治や宮廷社会のあり方を浮彫りにしている。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 三蹟・四納言
  • 第1 誕生から元服-輝かしき家系とその明暗
  • 第2 官途への出発-修業の時代
  • 第3 頭弁行成へ-繁忙の日々
  • 第4 大丞の座-一帝二后
  • 第5 世尊寺供養-無常の世を踏みしめながら
  • 第6 宰相の座へ-明暗の除目・去り行く人々
  • 第7 恪勤の上達部-苦衷と栄達の道
  • 第8 侍従中納言-一条朝の終焉へ
  • 第9 三条天皇の代に-暗雲の時代
  • 第10 後一条朝開幕-御堂専制の世に
  • 第11 翳り行く名門の誇り-彼岸への旅立ち
  • 第12 藤原行政の人間像-学識・才芸・心的傾向
  • 第13 藤原行成の周辺-家族・居宅・家政機関・世尊寺家
  • 藤原行成関係系図

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 藤原行成
著作者等 日本歴史学会
黒板 伸夫
書名ヨミ フジワラ ノ ユキナリ
シリーズ名 人物叢書 新装版
出版元 吉川弘文館
刊行年月 1994.3
版表示 〔新装版〕
ページ数 303p
大きさ 19cm
ISBN 4642051996
NCID BN10379221
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全国書誌番号
94033278
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言語 日本語
出版国 日本
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