酒井抱一筆夏秋草図屏風 : 追憶の銀色

玉虫敏子 著

銀地の薄明のなか、はげしい風雨に翻弄される草花たち。観るものを言い知れぬ不安に誘うこの酒井抱一の絵は、実は尾形光琳の金屏風「風神雷神図」の裏絵として描かれたものであった。金に対する銀、天の神々に対する地の草花。抱一が裏絵に込めたメッセージは何だったのか。日本文化史に底流する「銀」の系譜を探り、隠された花の意味を読み解き、俳譜の付け合いにも似た表裏の転換の趣向を分析して、作品の核心に迫る。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 失われた趣向
  • 1 天の神の系譜
  • 2 地の草花への変貌
  • 3 王朝の銀と草花
  • 4 銀屏風への道
  • 5 広がりゆく江戸の銀空間
  • 6 秘めた花の意味
  • 終章 ノスタルジアの水脈-日本絵画における銀

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 酒井抱一筆夏秋草図屏風 : 追憶の銀色
著作者等 玉虫 敏子
書名ヨミ サカイ ホウイツ ヒツ ナツアキクサズ ビョウブ
シリーズ名 絵は語る 13
出版元 平凡社
刊行年月 1994.1
ページ数 103p
大きさ 25cm
ISBN 4582295231
NCID BN1021021X
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全国書誌番号
94035258
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言語 日本語
出版国 日本
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