資本主義発展の政治経済学 : 接合理論からレギュラシオン理論へ

若森章孝 著

[目次]

  • 目次
  • 序章 本書の課題と構成 / p1
  • 第I部 物象化の経済理論と資本主義発展の動態-『資本論』第3部に内在して-
  • 第1章 資本制的生産の総過程の基礎範疇-費用価格と利潤- / p11
  • 1『資本論』第3部の未完的性格について / p11
  • 2 利潤論研究史の問題点 / p17
  • 3 費用価格論の理論的深化-第3部「主要原稿」から70年代原稿へ- / p25
  • 4 総過程の基礎範疇としての費用価格 / p30
  • 5 生産諸関係の分配諸関係への物象化-範式W=k+pの成立- / p38
  • 第2章 総過程における社会的生産力の矛盾的展開-利潤率の低落と蓄積の促進- / p53
  • 1 はじめに / p53
  • 2 資本関係の神秘化と利潤率低下問題 / p57
  • 3 総過程的蓄積における一般的利潤率の傾向的低落-生産力発展の資本制的表現様式- / p68
  • 4 蓄積の総過程における社会的生産力の矛盾的展開 / p73
  • 5 商人資本の自立化-商業利潤と流通費- / p88
  • 第3章 経済学的三位一体範式と物象化の経済理論の総括 / p94
  • 1 はじめに / p94
  • 2 物象化と経済学的三位一体範式 / p95
  • 3 再生産過程の謎と競争の仮象-分配過程と再生産過程- / p100
  • 4 分配=および生産諸関係の危機-社会的個体の形成- / p107
  • 5 何が階級を形成するのか / p110
  • 第4章 収入形態論の方法-『資本論』の最終章「諸階級」をめぐって- / p114
  • 1 はじめに / p114
  • 2 収入形態論の方法 / p114
  • 3 収入論の論理構造 / p118
  • 4 断片「諸階級」が意味するもの / p121
  • 5 『資本論』の結語への3つのアプローチ / p124
  • 〔補論1〕労賃形態と市民的日常意識批判 / p129
  • 1 はじめに / p129
  • 2 労賃形態の存在理由とは何か / p130
  • 3 労賃形態と市民法意識 / p134
  • 4 労賃形態と購買手段としての貨幣 / p140
  • 5 労賃形態と支払手段としての貨幣 / p143
  • 6 労賃形態と剰余価値創造活動としての労働 / p146
  • 7 労働の価格範式と資本関係の神秘化 / p148
  • 8 小括 / p151
  • 〔補論2〕高木彰『市場価値論の研究』(書評)-『資本論』第2部と第3部の重層的連関をめぐって- / p155
  • 第II部 接合アプローチの資本主義発展論-晩年のマルクスに内在して-
  • 第5章 資本主義の世界化と生産様式接合理論 / p167
  • 1 はじめに / p167
  • 2 『資本論』と生産様式接合理論 / p168
  • 3 資本循環論と生産様式接合理論 / p177
  • 4 最晩年のマルクスの資本主義世界化論と接合論的帝国主義論 / p191
  • 5 資本主義発展論における生産様式接合理論の意義 / p200
  • 第6章 晩年のマルクスの接合論的視角と周辺資本主義論-「ザスーリチへの手紙」とその草稿を中心に- / p205
  • 1 問題の所在 / p205
  • 2「ザスーリチへの手紙」の草稿と周辺資本主義論 / p211
  • 3 ロシア社会論における接合論的視角 / p217
  • 4 結びに代えて-資本主義発展の類型認識から歴史理論へ / p226
  • 第7章 接合理論の展望 / p230
  • 1 はじめに-接合理論と周辺資本主義論争の現段階 / p230
  • 2 接合理論の問題基盤と評価基準 / p231
  • 3 生産様式接合理論と『資本論』 / p235
  • 4 周辺資本主義における国家-新しい接合理論の模索- / p240
  • 第III部 資本制システムの連続性と可変性-従属理論に内在して-
  • はしがき / p251
  • 第8章 多国籍企業問題と現代の階級理論-世界資本主義モデルの登場- / p253
  • 1 はじめに-『資本論』と新帝国主義論争 / p253
  • 2 新帝国主義モデル-多国籍企業問題と現代の階級問題- / p257
  • 3 新しい支配階級の形成とナショナリズム / p266
  • 4 周辺部のナショナリズム批判としての階級理論 / p273
  • 第9章 資本の国際化の経済学批判-資本循環論の現代的意義- / p275
  • 1 はじめに / p275
  • 2 多国籍企業問題と「資本の国際化」の経済学批判 / p275
  • 3 世界的規模における資本蓄積-客観的諸力と主体的諸力の弁証法- / p284
  • 4 資本の国際化と剰余価値論 / p290
  • 第10章 周辺部における工業化・蓄積戦略・国家 / p298
  • 1 はじめに / p298
  • 2 南ヨーロッパの工業化と国内ブルジョワジー-プーランザスの所説によせて- / p301
  • 3 周辺部国家への世界経済論的アプローチ-サラマの所説によせて- / p304
  • 4 工業化と階級同盟-エバンズとペトラスの所説によせて- / p309
  • 第11章 資本制システムの複合性の再発見-アミンの世界資本主義論の構造と問題点- / p316
  • 1 はじめに / p316
  • 2 世界資本蓄積論の論理構造 / p318
  • 3 非西欧的原蓄論の試み / p321
  • 4 生産様式接合理論の採用とアミン理論の確立 / p329
  • 5 低開発状態からの脱却とアミンの社会主義像 / p333
  • 第12章 資本制システムの連続性と可変性-従属理論を超えて- / p336
  • 1 資本主義と低開発-フランクの世界資本主義論- / p336
  • 2 周辺資本主義構成体-アミンの世界資本蓄積論- / p338
  • 3 中間総括-従属理論のインパクト- / p341
  • 4 日本における接合アプローチの展開 / p344
  • 5 資本主義世界経済の連続性と可変性-ウォーラーステインの世界システム論- / p353
  • 6 構造決定論を超えて-構造の再生産から構造変動へ- / p359
  • 第13章 フォーディズムの危機と第三世界の多様化-レギュラシオン理論の登場- / p363
  • 1 はじめに / p363
  • 2 レギュラシオン理論の分析視角 / p367
  • 3 低開発問題とレギュラシオン様式-従属理論とレギュラシオン理論- / p373
  • 4 NIES化現象とレギュラシオン理論 / p378
  • 〔補論3〕周辺資本主義論争と国家論-リムケコほか編『周辺資本主義論争』によせて- / p386
  • 〔補論4〕池本幸三編『近代世界における労働と移住』(書評)-史的資本主義か、理念的資本主義か- / p391
  • あとがき / p394
  • 索引 / p401

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 資本主義発展の政治経済学 : 接合理論からレギュラシオン理論へ
著作者等 若森 章孝
書名ヨミ シホン シュギ ハッテン ノ セイジ ケイザイガク : セツゴウ リロン カラ レギュラシオン リロン エ
出版元 関西大学出版部
刊行年月 1993.3
ページ数 406p
大きさ 22cm
ISBN 487354159X
NCID BN09307074
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全国書誌番号
94003805
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
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