関根伸一郎 著
飛行機がまだ航空手段として未熟だった時代、飛行船は空の旅を実現、豪華で快適な交通手段として将来を嘱望された。不況、戦争、ナチ支配という暗い時代が続く中で、ツェッペリン飛行船は数々の英雄伝説を生み、ドイツ国民の祖国意識を異常に昴揚させた、空飛ぶ巨鯨だった。それは、ある時代精神の反映であり、幻影であった-。1900年から1948年の揺れるドイツ社会を背景に、ツェッペリン飛行船とそれをとりまく人々の辿った運命を描く。
「BOOKデータベース」より
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