労働運動批判 : 長期低姿勢下の総評の実態分析

斎藤一郎 著

[目次]

  • 目次
  • まえがき / p3
  • 序章 転機にたつ労働運動
  • 1 一九五六年の全闘争とその底をながれるもの / p13
  • 2 鳩山政権の政治的任務とその退陣前後 / p17
  • 第一章 三転四転する春闘方針と大衆攻撃の伏線
  • 1 年末闘争を崩しさるための春闘方針草案 / p23
  • 2 爆発する大衆闘争と社会党および民同幹部のうらぎり-年末闘争の経過 / p27
  • 3 三・一〇ゼネ・スト論-かきあらためられた春闘方針と問題点 / p33
  • 4 総評のゼネ・スト放棄論と左よりの闘争計画をたてる主要単産 / p38
  • 5 総評の〝しった、どごう〟と〝こえなき春闘〟 / p43
  • 第二章 岸政権成立と社会党および共産党の春闘〝体制〟
  • 1 岸政権の成立とたたかわずして妥協の道をいくものたち / p47
  • 2 社会党大会と最低賃金法案 / p52
  • 3 共産党の春闘「テーゼ」と「最低賃金制」提案 / p57
  • 第三章 春季闘争における大衆行動と労働者を売るものたち
  • 1 火ぶたをきった第一波前後 / p63
  • 2 私鉄、炭労の前線逃亡と高原闘争、粉糾する公営協と、もりあがる大衆行動 / p67
  • 3 くずされた三・五波闘争と岸・鈴木会談の真相 / p71
  • 4 三月二三日の国鉄労組にたいする挑発と最低賃金制闘争を放棄する総評 / p75
  • 5 最低賃金制闘争の放棄と春闘たなあげ工作の伏線 / p80
  • 第四章 岸体制をささえるものと激化する闘争
  • 1 処分反対〝闘争〟一辺倒の国鉄と総評 / p85
  • 2 第一次処分発表と退却する総評と国鉄-全逓、炭労の大会にあらわれた春闘の一断面 / p90
  • 3 神武景気のまがりかどと不況宣伝、日米共同声明と岸体制 / p96
  • 4 処分反対第二波、第三波と国鉄中闘の闘争放棄、その本質をばくろした松山大会 / p101
  • 5 長期低姿勢論および革同テーゼ批判 / p105
  • 第五章 新潟闘争から総評第九回年次大会へ
  • 1砂川闘争から新潟闘争へ / p112
  • 2 新潟闘争にたいする総評、社会党、共産党のたいど / p117
  • 3 総評第九回大会と「低調」の本質 / p124
  • 第六章 原子戦争の準備とたたかう平和闘争と総評の三六計論
  • 1 第三回原水爆禁止世界大会と労働運動のあたらしいうごき / p131
  • 2 国民運動"一辺倒"ににげこむ総評 / p135
  • 3 太田の三六計論と総評の退却をささえるもの / p140
  • 4 退却する国労と労務係化した全電通、大衆のあらたな高揚と全学連の弾圧反対闘争 / p145
  • 第七章 一〇月闘争と藤林あっせん案にひざを屈するもの
  • 1 一〇月闘争の高揚と国労をくずす岩井工作 / p150
  • 2 藤林あっせん受諾のいきさつとくずれゆく秋闘 / p154
  • 3 国際共同行動デーの高揚とにげまわる総評 / p160
  • 4 秋季闘争をささえる鉄鋼、日教組の闘争-大衆の前進と大衆に弓をひくもの / p164
  • 5 総評の自由労連にたいする援助要請挑発的な鉄鋼批判、および共産党の長期低姿勢批判と岩井らいさん論 / p170
  • 6 チェック・オフをめぐる諸問題 / p174
  • 第八章 新戦争準備につながる総評の春闘方針とそれをささえるものの動き
  • 1 モスクワ会議の二つの宣言と新戦争の準備に狂奔する帝国主義グループ / p178
  • 2 五八年の春闘方針決定のいきさつと右往左往する総評機関 / p182
  • 3 業者間協定をめぐる最低賃金制「闘争」と労働組合を野たれ死にさせる労働協会「法案」 / p187
  • 4 大衆と機関の距離をしめした国鉄臨時大会と春闘けっき大会 / p192
  • 5 春闘前段における社会党、共産党のたちおくれ / p198
  • 6 総評、社会党および共産党の密輸入した「下村理論」 / p204
  • 7 産別会議の解散大会と金属合同 / p209
  • 第九章 春闘のゆくえと総選挙-激動する内外情勢と原子戦争の準備
  • 1 総評の闘争スケジュールと大衆批判、春闘とむすびつかない三・一共同行動 / p217
  • 2 春闘の中核-私鉄と炭労の闘争-ストライキをとおして独占集中化をすすめるもの / p223
  • 3 前線逃亡の公労協と火ぶたをきった勤評闘争、兇暴化する弾圧と国会解散前後 / p229
  • 4 ソ同盟の核実験停止宣言と戦争の道をいく帝国主義国、岸政府の局地戦争準備と日中貿易破壊工作 / p236
  • 5 総選挙とその結果および全学連の平和闘争とフルシチョフ書簡の意義 / p240
  • 第一〇章 戦争とミラード工作をめぐる労働運動のあたらしい動き
  • 1 総評の新運動方針起草準備と組織綱領 / p247
  • 2 戦争とミラード工作につながるもの-日教組大会、国鉄大会および全学連事件 / p252
  • 3 総評一〇回大会と「戦争反対」を要求する鉄鋼労連、ぶざまな反主流派の妥協のいきさつ / p259
  • 4 日本共産党第七回大会について / p265
  • 5 秋闘序曲および和歌山国民大会と八・一六事件 / p270
  • 第一一章 局地戦争の勃発と勤評闘争から警職法闘争へ
  • 1 第四回原水爆禁止世界大会、エリコン闘争、金門・馬祖両島の局地戦争 / p277
  • 2 戦争反対闘争からにげまわる政党と労働組合、九・一五闘争と総評主流の闘争形骸化の作戦 / p283
  • 3 戦争への道につながる警職法改悪案と全体の闘争体制 / p289
  • 4 総評の臨時大会から一〇・二八闘争へ / p296
  • 5 政府・与党のクーデターと一一・五闘争 / p302
  • 6 政治的危機と動揺するアメリカおよび陳毅声明-総評の冷却作戦と妥協の道をいく社会党 / p307
  • 7 一一・五闘争いごの共産党のたちおくれと全学連事件 / p311
  • 第一二章 越年闘争から春季闘争へ
  • 1越年闘争と春闘型骸化の計画、民同限界論の意味するものとあたらしい中核 / p317
  • 2 右旋回する総評と激怒する労働者-春闘経過と民同指導の破綻、新運動方針の基本構想 / p322
  • 結語 転換期にたつ労働運動 / p329

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 労働運動批判 : 長期低姿勢下の総評の実態分析
著作者等 斎藤 一郎
書名ヨミ ロウドウ ウンドウ ヒハン : チョウキ テイシセイカ ノ ソウヒョウ ノ ジッタイ ブンセキ
シリーズ名 三一新書
出版元 三一書房
刊行年月 1959
ページ数 336p
大きさ 18cm
NCID BN08457399
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
59009129
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想