土方 久功【著】
サテワヌ島における七年間は、日本人の一人もいない全くの孤絶した世界だった。三百人に満たない島民の中、ヤシの葉をふいた家の下で裸の生活を続けながら、未だ文明の洗礼を受けないサテワヌの生活と文化を克明に誌し続けた。母系氏族制の社会組織が生みだす個有の原理と特異な習俗。島民の生活を律するさまざまの神がみ。日本の太平洋民族学史上草分け的な業績を集成する。
「BOOKデータベース」より
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