紀貫之

大岡信 著

紀貫之は、言うまでもなく「古今集」の重要な歌人であり、「土左日記」の著者としても知られ、なお「伊勢物語」の作者にも擬せられている人物である。しかし明治期に正岡子規が「下手な歌よみ」ときめつけた言葉が、いつも貫之につきまとい、その正当な評価をともすれば妨げかねなかった。けれども貫之は、今日でいう「フィンション」の作者として豊かな才能に恵まれた、面白味ある人物であった…。詩人の感覚と実証による「子規以来」の貫之像。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 なぜ、貫之か
  • 2 人はいさ心も知らず
  • 3 古今集的表現とは何か
  • 4 袖ひぢてむすびし水の
  • 5 道真と貫之をめぐる間奏的な一章
  • 6 いまや牽くらむ望月の駒
  • 7 恋歌を通してどんな貫之が見えてくるか
  • 貫之略年譜
  • 貫之和歌索引

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 紀貫之
著作者等 大岡 信
書名ヨミ キノ ツラユキ
シリーズ名 ちくま文庫
出版元 筑摩書房
刊行年月 1989.9
ページ数 259p
大きさ 15cm
ISBN 4480023437
NCID BN08319442
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全国書誌番号
90002913
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言語 日本語
出版国 日本
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