東南アジア世界の歴史的位相

石井米雄 ほか編著

本書では、全体を3部に分け、第1部では、伝統社会の構造を国際交易との関わりで検討する。第2部は、19世紀後半以降における植民地支配と現地社会との関わりを検討する。第3部では、20世紀における東南アジアの諸地域が、それぞれの民族主義を迸らせ、国民国家を形成するに当たって、その前提となった条件、あるいは克服の努力をしなければならなかった問題を検討する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 伝統的社会の構造と国際交易(シュリーヴィジャヤ王国とチョーラ朝
  • 陳朝期ベトナムにおける紅河デルタの開拓
  • 琉球と李氏朝鮮との交渉
  • 「港市国家」としてのアユタヤ
  • パレンバン王権の確立)
  • 第2部 植民地支配と現地社会(西部ジャワのコーヒー生産と現地人首長の再編
  • ジャワ村落と導入期「地代」制度
  • オランダ植民地支配とスマトラ社会
  • フィリピンにおける現地人官僚制度の変容
  • フィリピンの植民地開発と陸上交通網)
  • 第3部 国民国家の成立と展開(ベトナム民族主義者の国民観
  • キンタルの時代
  • インドネシアの国家建設
  • インドネシアの国家と社会)
  • おわりに 日本の東南アジア史研究と永積昭教授

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 東南アジア世界の歴史的位相
著作者等 倉沢 愛子
加納 啓良
和田 久徳
土屋 健治
山本 達郎
弘末 雅士
早瀬 晋三
桃木 厚子
池端 雪浦
白石 昌也
白石 隆
石井 米雄
辛島 昇
鈴木 恒之
書名ヨミ トウナン アジア セカイ ノ レキシテキ イソウ
出版元 東京大学出版会
刊行年月 1992.6
ページ数 306p
大きさ 22cm
ISBN 4130210556
NCID BN07762637
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全国書誌番号
92058424
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言語 日本語
出版国 日本

掲載作品

著作名 著作者名
「港市国家」としてのアユタヤ : 中世東南アジア交易国家論 石井 米雄
インドネシアの国家と社会 : 「モニトール事件」をめぐって 土屋健治
インドネシアの国家建設 : スハルト体制下における技術・戦略産業育成 白石隆
オランダ植民地支配とスマトラ社会 : 港市・後背地ネットワークの変容 弘末雅士
キンタルの時代 : 日本軍制下のジャワ一村落の盛衰 倉沢愛子
シュリーヴィジャヤ王国とチョーラ朝 : 一一世紀インド・東南アジア関係の一面 辛島 昇
ジャワ村落と導入期「地代」制度 : 東部ジャワ・マラン県における展開 加納啓良
パレンバン王権の確立 : 大航海時代のスマトラ港市国家 鈴木恒之
フィリピンにおける現地人官僚制度の変容 : スペイン体制後期を中心にして 池端雪浦
フィリピンの植民地開発と陸上交通網 : アメリカ統治期の住民への影響 早瀬晋三
ベトナム民族主義者の国民観 : ファン・ボイ・チャウの認識を中心として 白石昌也
日本の東南アジア史研究と永積昭教授 山本達郎
琉球と李氏朝鮮との交渉 : 一五世紀東アジア・東南アジア海上交易の一環として 和田久徳
第一部の概要 桜井由躬雄
第三部の概要 土屋健治
第二部の概要 池端雪浦
西部ジャワのコーヒー生産と現地人首長の再編 : 商品生産植民地の建設 大橋厚子
陳朝期ベトナムにおける紅河デルタの開拓 : 新デルタ感潮帯の開拓 桜井由躬雄
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