ラフカディオ・ハーン : 異文化体験の果てに

牧野陽子 著

1890年4月、紀行文作家として来日したラフカディオ・ハーンは、松江中学へ英語教師として赴任し、そこに理想の異郷を見出した。しかし、その後、熊本で近代化の実態に触れて、彼の美しき日本像は崩壊する。本書は、他のお雇い外国人と異なり、帰るべき故郷を持たない彼が、神戸、東京と移り住むうちに、日本批判へ転ずることなく、次第に国家・民族意識を超越して、垣根のない文化の本質を目ざしてゆく様子を描く評伝である。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 ハーンの来日-西洋に背を向けた人(横浜到着
  • 昔日の白昼夢
  • 日本の印象)
  • 第2章 松江のハーン-理想の異郷(「神々の国」出雲
  • 英語教師として
  • 城下町の生活
  • 子供のイメージ)
  • 第3章 熊本から神戸へ-振り子の時代(熊本の日々
  • 日本文化論
  • 日本への帰化
  • 神々しき小世界)
  • 第4章 晩年の結実-微粒子の世界像(英文学教授
  • 「過去」を問う思索
  • 微粒子の世界像
  • 最後の夢)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 ラフカディオ・ハーン : 異文化体験の果てに
著作者等 牧野 陽子
書名ヨミ ラフカディオ ハーン
シリーズ名 中公新書
出版元 中央公論社
刊行年月 1992.1
ページ数 220p
大きさ 18cm
ISBN 4121010566
NCID BN07132592
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全国書誌番号
92028203
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言語 日本語
出版国 日本
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