リニヤモーターカー、MRI、電力貯蔵装置(SEMS)、ロスのない送電、ジョセフソン素子など、明日の社会のカギを握る科学技術、「高温超電導」。1987年の大フィーバーから4年のあいだに、高温超電導は着実な歩みを進め、代表的な線材、薄膜は実用化の一歩手前まできている。本書の編者を中心とするグループが作った超電導工学研究所は、最新の超電導研究の世界的な機関となっている。同研究所の最先端の研究者たちが、世界の最新の研究成果をもとに、高温超電導体の全貌をわかりやすく解説する。
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