日本美縄文の系譜

宗左近 著

日本の芸術の、ひいては精神の抑の母胎は縄文です。だが、弥生に征服されて歴史の地底に埋められました。その上に近代化が行なわれました。それが、今日の日本の心の衰頽を招いたのです。しかし、闇の中の伏流水となって、縄文の祈念は流れ続けてきました。時に、それは歴史の上層に縄文の虹を噴上げました。その虹を見つめて、日本人の愛は何であるのか、日本人の未来は何であり得るのか、それを探り出そうとするのが本書です。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 はじめに-国の記憶とは
  • 2 富士山の謎-だれの山なのか…
  • 3 縄文教-順照射の試み
  • 4 蝦夷の顔-亜弖流為
  • 5 細道の奥に枯野-芭蕉と陸奥
  • 6 祈りの造型-縄文の神と白鳥伝説
  • 7 五重塔から天守閣へ-聖徳太子と信長
  • 8 バサラの花-中世に噴出する縄文
  • 9 中間表情の鎮魂-縄文のデカルコマニー
  • 10 縄文の子孫たち-現代作家・詩人の場合
  • 11 終りに-おはよう縄文

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 日本美縄文の系譜
著作者等 宗 左近
書名ヨミ ニホンビ ジョウモン ノ ケイフ
シリーズ名 新潮選書
出版元 新潮社
刊行年月 1991.4
ページ数 267p
大きさ 20cm
ISBN 4106003961
NCID BN06218659
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全国書誌番号
91037032
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言語 日本語
出版国 日本
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