高橋和巳 著
私を支えるものは文学であり、その同じ文学が自己を告発する-一九六〇年代末、助教授として京大紛争の渦中を生きた文学者が、死に至る闘病生活のなか、「その全過程を完全に、書ききったとき、まぎれもなく、私自身は解体する」という自覚のもと、当時の全共闘運動と自己の在り方を"わが内なる告発"として追求した、思想的遺書とも言うべき著者最後の長編エッセイ。表題作ほか、母の祈りにみちた闘病の記「三度目の敗北」などを併録。
「BOOKデータベース」より
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