韓国の家具装飾

加藤敬 写真 ; 金昌文 文 ; 戸田郁子 訳

14世紀末に成立した李氏朝鮮(李朝あるいは朝鮮朝)では、それまで精神的背景となっていた仏教をおしのけ、儒教を導入した。そして李朝の支配階級である両斑<リャンバン>による貴族中心の美術・文化が栄えた。しかし、時代が下るにしたがって、庶民に儒教的な美意識というものがめばえていった。やがて彼らは美術・文化の担い手となるのであった。李朝時代後半の庶民文化の美術工芸で特に発達したものは木工芸品であった。その木工芸品の発達にともない高度で精緻、そして情趣あふれる家具装飾が生まれたのである。家具装飾は手づくりであるために千差万別であり、ひとつひとつの顔があり、そこにこめられた意味・願いも、儒教的なものや現世利益を求めたものなど多様である。本書では20万点をこえる家具装飾から典型的なものを厳選し、紹介する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 装飾金具の世界
  • 苔井民俗博物館
  • 庶民の息吹き(箪笥に見る装飾金具の機能と名称
  • 装飾金具と自然)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 韓国の家具装飾
著作者等 加藤 敬
戸田 郁子
金 昌文
書名ヨミ カンコク ノ カグ ソウショク
シリーズ名 アジア民俗写真叢書
出版元 平河出版社
刊行年月 1990.12
ページ数 61p
大きさ 26cm
ISBN 4892031836
NCID BN05963489
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全国書誌番号
91016831
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言語 日本語
原文言語 韓国語
出版国 日本
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