手芸が語るロココ

飯塚信雄 著

十六世紀のヴェネツィアに、イスラム社会の影響を受けて生まれ、バロック、ロココと、装飾の時代が進むにつれて技術の発展と地域の拡大を示してきたレースは、フランス革命のころを境として経済効率重視の工業化社会の中に消滅してしまった。本書は、刺繍、編物と並ぶ三大手芸のひとつと呼ばれながら、あまりにも短い期間に栄華を極め、類いなく繊細な作品を残したレースの歴史を辿り、装飾美術と社会の関係を考える試みである。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 ヴェネツィアの魅惑
  • 第2章 ニードルポイント・レースの誕生
  • 第3章 イタリア・レースの発展
  • 第4章 フランス・レースの誕生
  • 第5章 ベルギー・レースの始まりと発展
  • 第6章 イギリスのレース
  • 第7章 ドイツ・オーストリア・スイスのレース
  • 第8章 フランス・レースの発展
  • 第9章 ベルギーのレース、その後
  • 第10章 スペインとポルトガルのレース
  • 第11章 スペインから海外へ
  • 第12章 手工レースと機械レースの競争
  • 第13章 世紀末以後

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 手芸が語るロココ
著作者等 飯塚 信雄
書名ヨミ シュゲイ ガ カタル ロココ
書名別名 レースの誕生と栄光
シリーズ名 中公新書
出版元 中央公論社
刊行年月 1990.11
ページ数 201p
大きさ 18cm
ISBN 4121009940
NCID BN05582907
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全国書誌番号
91039891
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言語 日本語
出版国 日本
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