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善の哲学 : トルストイとニーチェ
シェストフ 著 ; 植野修司 訳
[目次]
- シェストフと「運命への愛」 / 1
- 序文 / 23
- 一 善とエゴと生活と-エゴなき生活は『あだ花に過ぎない』- / 39
- 二 憐憫と冷酷と苦業と-重荷を負うラクダを善というか- / 52
- 三 有徳者は正義者たり得るか-隣人の悲惨から、正義から、善から脱がれた先は?- / 69
- 四 土の善より人間理性へ-カント哲学への道には溝があったのに- / 83
- 五 矛盾を越え、また矛盾をのり越えても!-善のためには芸術までも否定して- / 98
- 六 恭順の偽瞞性-シェークスピアのマクベスとドストイェーフスキーのラスコーリニコフ- / 109
- 七 最高の善を見出しかねて-八つ当りするか、無為にして神の摂理を見るか- / 132
- 八 『神は死んだ』-裏切られても、なお、善に祈るとき- / 166
- 九 神の屍の彼方に-無神論を越えて、信仰の権利を求む- / 185
- 十 神を殺し、みづから死に臨んで-善の基盤をいづれに求めんとする?- / 200
- 十一 科学の空しさ-神無き荒野の蛇に捲かれて- / 218
- 十二 利益になることが道徳の親か-魂を運命の犠牲にせずして、何の善か!- / 234
- 十三 愛と憐憫をやめよ-愛と憐憫の提出する問題にこそ答えよ- / 259
- 十四 道徳とは人間侮辱である-光は絶望と苦悩の暗にこそ輝く- / 277
- 十五 せっぱ詰った時にこそ-新しき神を求めて善悪の彼岸へ- / 297
「国立国会図書館デジタルコレクション」より
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