豊臣政権の対外認識と朝鮮侵略

北島万次 著

[目次]

  • 第1章 豊臣政権の朝鮮侵略に関する学説史的検討
  • 第2章 豊臣政権の対外認識と東アジア世界
  • 第3章 豊臣政権の外交折衡と五山僧
  • 第4章 朝鮮侵略と大名領国の論理-島津氏の場合
  • 第5章 義兵闘争の展開と侵略の挫折-加藤清正・鍋島直茂の咸鏡道経略について
  • 終章 太閤権力の専制化

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序文 / p1
  • 第一章 豊臣政権の朝鮮侵略に関する学説史的検討 / p15
  • 第一節 江戸時代の朝鮮認識と「朝鮮征伐」史観 / p15
  • 1 江戸時代前期=十七世紀 / p15
  • 2 江戸時代中期=十八世紀 / p17
  • 3 江戸時代後期=十九世紀 / p20
  • 4 川口長孺の「征韓偉略」 / p22
  • 第二節 近代歴史学における「朝鮮征伐」史観と「文禄慶長の役」研究 / p24
  • 1「朝鮮征伐」史観と国威の高揚 / p24
  • 2 官学アカデミズムと「朝鮮征伐」史観 / p25
  • 3 池内宏「文禄慶長の役」研究の方法と視点 / p35
  • 4 徳富猪一郎『近世日本国民史 朝鮮役』 / p48
  • 5 田保橋潔「壬辰役雑考」 中村栄孝「文禄慶長の役」 / p49
  • 6 参謀本部『日本戦史 朝鮮役』とその「文書編」 / p49
  • 7 渡辺世祐・有馬成甫・新城常三の造船・水運・水軍研究 / p50
  • 第三節 戦後歴史学の問題意識 / p56
  • 1 鈴木良一の「侵略と抵抗の歴史」 / p56
  • 2 旗田巍の「朝鮮人の歴史研究」 / p57
  • 3 中村栄孝の「対外関係史研究」 / p57
  • 4 石原道博の「日・中・朝三国の歴史意識論」 / p59
  • 5 内藤雋輔の「朝鮮被知人研究」 / p60
  • 第四節 現代歴史学の論点とその展開 / p62
  • 1 教科書裁判の論点 / p62
  • 2 豊臣政権論と朝鮮侵略 / p65
  • 3 十六~十七世紀の東アジア国際関係と朝鮮侵略 / p72
  • 4 朝鮮史研究と壬辰倭乱 / p75
  • 5 中国史研究と万暦朝鮮の役 / p79
  • むすびー研究課題の展望- / p83
  • 第二章 豊臣政権の対外認識と東アジア世界 / p89
  • はじめに / p89
  • 第一節 天下統一と征明 / p91
  • 1 北条氏への宣戦布告状 / p91
  • 2 朝鮮在陣諸将への檄文 / p93
  • 3 全国統一の論理と海外制覇 / p95
  • 第二節 外交文書にみる対外認識 / p98
  • 1 対周辺諸国型認識 / p98
  • 2 対南蛮型認識 / p105
  • 3 対明認識 / p112
  • 第三節「日輪の子」と「日本は神国」 / p122
  • 1「日輪の子」と感生帝説 / p122
  • 2 豊臣政権期の神国意識 / p126
  • むすび / p131
  • 第三章 豊臣政権の外交折衝と五山僧 / p135
  • はじめに / p135
  • 第一節 朝鮮侵略と禅林僧 / p136
  • 1 豊臣政権と西笑承兌 / p136
  • 2 五山禅僧の征明供奉 / p142
  • 3 禅僧の朝鮮従軍 / p147
  • 第二節 日明講和の和議折衝 / p162
  • 1 和議条項の要点 / p162
  • 2 対馬グループの朝鮮・明との折衝 / p166
  • 3 朝鮮への非難ー景轍玄蘇の和議折衝ー / p170
  • 4 公主降嫁と朝鮮中分ー玄圃霊三の和議折衝ー / p173
  • 5「大明日本和平条件」第二条と勘合 / p180
  • むすび / p195
  • 第四章 朝鮮侵略と大名領国の論理ー島津氏の場合ー / p203
  • はじめに / p203
  • 第一節 豊臣軍役体系への包摂 / p205
  • 1 上方参勤と在京賄料 / p205
  • 2 名護屋築城手伝普請 / p212
  • 第二節 第一次朝鮮侵略と島津領国 / p219
  • 1 梅北一揆の背景と唐入り軍役 / p219
  • 2 細川幽斎の仕置 / p222
  • 第三節 太閤検地と侵略態勢への編成 / p228
  • 1 検地の直接的契機 / p228
  • 2 太閤検地とその論理 / p229
  • 3「豊臣代官」伊集院忠棟 / p233
  • 4 太閤検地への反発 / p236
  • 5 給知加増要求と御家の論理 / p242
  • 第四節 侵略の再開と給知加増要求 / p251
  • 1 和議破綻と「余儀無き軍役」 / p251
  • 2 給知加増要求再燃と大名権力 / p256
  • 3 井邑軍議と島津勢の全羅道南下 / p260
  • 4 泗川在番 / p265
  • むすび / p272
  • 第五章 義兵闘争の展開と侵略の挫折-加藤清正・鍋島直茂の咸鏡道経略ついてー / p281
  • はじめに / p281
  • 第一節 咸鏡道の在番支配と年貢収奪 / p285
  • 1 番城の配置 / p285
  • 2 咸鏡南道の支配-「朝鮮国租税牒」の作成- / p288
  • 3 咸鏡北道の支配ー指出徴収と百姓山上- / p299
  • 4 咸鏡道の地域的特質 / p302
  • 第二節 咸鏡道義兵の決起 / p312
  • 1 義兵将鄭文学の鏡城奪取と吉州城攻撃 / p312
  • 2 義兵将柳応秀の決起と鍋島番城襲撃 / p315
  • 第三節 咸鏡道経略の破綻とその影響 / p318
  • 1 在番支配の破綻 / p318
  • 2 日本諸大名間の確執 / p322
  • むすび / p324
  • 補論 第一次朝鮮侵略の挫折と兵力の再編 / p329
  • 1 平壌の敗戦 / p329
  • 2 陣替・兵糧・船舶の指示、兵力の再編 / p333
  • 3 侵略当初の軍事指揮とその不統一 / p335
  • 4 秀吉「渡海」の意味するもの / p337
  • 5 大友氏の改易と軍役体制の強化 / p339
  • 終章 太閤権力の専制化 / p345
  • はじめに / p345
  • 第一節 公家勢力との軋轢 / p346
  • 第二節 「太閤と関白」についての論点 / p351
  • 1 武家奉公人・陣夫・水主の動員 / p351
  • 2 駅制・通信関係 / p359
  • 3 対朝廷関係 / p360
  • 4 軍需物資調達関係 / p361
  • 5 軍事と対外関係 / p362
  • 第三節 国家主権の掌握 / p365
  • むすび / p368
  • 付表日本・明・朝鮮暦対照表(一五九二-一五九八年) / p371
  • 豊臣政権の朝鮮侵略関係年表 / p373
  • あとがき / p405
  • 索引 / p438
  • 表目次
  • 図目次

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 豊臣政権の対外認識と朝鮮侵略
著作者等 北島 万次
書名ヨミ トヨトミ セイケン ノ タイガイ ニンシキ ト チョウセン シンリャク
出版元 校倉書房
刊行年月 1990.9
ページ数 438p
大きさ 22cm
ISBN 4751720317
4751720309
NCID BN0532871X
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全国書誌番号
90056962
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言語 日本語
出版国 日本
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