日本の禍機

朝河貫一 著 ; 由良君美 校訂・解説

世界に孤立して国運を誤るなかれ-日露戦争後の祖国日本の動きを憂え、遠くアメリカからエール大学教授・朝河貫一が訴えかける。歴史学者としての明解な分析に立って、祖国への熱い思いが格調高く述べられ、読む者の心に迫る。彼の忠告も空しく、軍国主義への道をつき進んだ日本は、戦争、敗戦へと不幸な歴史を辿った。日米の迫間で、日本への批判と進言を続けた朝河。彼の予見の確かさと祖国愛には、今なお学ぶべきものが多い。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 前篇 日本に関する世情の変遷(日本に対する世評の変化
  • 満州における日本に対する世の疑惑の由来
  • 反動説-感情的反対者-利害的反対者
  • 東洋における世界の要求
  • 日露戦争以後)
  • 後篇 日本国運の危機(戦後の日本国民多数の態度に危険の分子あることを論ず
  • 日本と米国との関係に危険の分子少なからざることを論ず)
  • 結論 日本国民の愛国心

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 日本の禍機
著作者等 朝河 貫一
由良 君美
書名ヨミ ニホン ノ カキ
シリーズ名 講談社学術文庫
出版元 講談社
刊行年月 1987.4
ページ数 254p
大きさ 15cm
ISBN 4061587846
NCID BN04405655
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
87033161
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想