ソ連の国民経済

重光晶 著

ソ連が「ペレストロイカ」に取り組みだしたのは、今までなおざりにしていた国民の日常生活に密着した経済面を建て直すことが、これからのソ連にとって最重要課題となってきたからである。すなわち、ソ連の将来は、イデオロギーでも軍事力でもなく、国民生活水準の向上が決めていくのである。本書は、こうした視点に立って、従来のソ連の国民経済に内在する問題点を、膨大な統計資料を駆使して、国民経済全体の動きのなかで具体的に捉えようとした試みである。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章(なぜ経済を「建て直さ」なければならないのか
  • 計画経済と自由経済)
  • 第1章 ソ連の経済統計と価格(ソ連の経済統計
  • ソ連の価格)
  • 第2章 資金の流れ(第1次分配の流れ
  • 財政の介入
  • 個人の家計からみた資金の流れ
  • 企業の運営と資金の運用
  • 蓄積と投資
  • 金融
  • 国防費の問題)
  • 第3章 物の流れ(生産段階における物の流れ
  • 消費段階における流通
  • 運輸の問題)
  • 第4章 農業の諸問題(ソ連農業の性格
  • 穀物の問題
  • 「食管赤字」の問題)
  • 第5章 技術開発の問題(技術の開発
  • 技術輸入の問題)
  • 第6章 貿易(ソ連貿易の特徴
  • 社会主義国との貿易
  • 先進資本主義国との貿易)
  • 第7章 「建て直し」(緊急改善を要する重要問題
  • 長期的取組みを要する基本問題)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 ソ連の国民経済
著作者等 重光 晶
書名ヨミ ソレン ノ コクミン ケイザイ
出版元 東洋経済新報社
刊行年月 1989.11
ページ数 235p
大きさ 22cm
ISBN 4492441085
NCID BN0404652X
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全国書誌番号
90007103
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言語 日本語
出版国 日本
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