哲学以前

出隆 著

本書は、戦前戦後を通じて長い間、知的青年の必読書として不動の位置を占めていた。この爆発的に読まれ続けた理由は、何が人生にとって大切であるかを、改めて自覚させる拠点を与えてくれたこと。また、本書が哲学への巧みな人門書であると同時に、デカルトやカントと並んで西田幾多郎の『自覚に於ける直観と反省』を取りあげて、現存する日本人の思索力を高く表価し、学問的な希望を与えてくれたからである。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 真理思慕(真理への愛欲と知欲=知識欲
  • 新生としての哲学的精神
  • 哲学への要求と非難)
  • 立場と世界(学問とは何か
  • そのままの事実すなわち純粋経験とこれを見る立場
  • 種々の立場、立場における真理及び立場以前
  • 立場とその立場における世界
  • 立場の立場=哲学の立場
  • 常識と哲学、さらに立場の考察
  • 科学と、科学批判としての哲学
  • 科学の方法と哲学の方法
  • 芸術的の態度
  • 宗教的の態度
  • 真理について
  • 科学的の立場における実在と真理
  • 芸術及び宗教と絶対界
  • 結論=道徳と哲学)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 哲学以前
著作者等 出 隆
書名ヨミ テツガク イゼン
シリーズ名 講談社学術文庫
出版元 講談社
刊行年月 1988.4
ページ数 350p
大きさ 15cm
ISBN 4061588249
NCID BN03799260
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全国書誌番号
88034130
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言語 日本語
出版国 日本
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